コーカンド
ウズベキスタン東部、フェルガナ渓谷。フェルガナからタシケントへ向かう道中、旅行者はこの地で最も古い集落のひとつであるコーカンドの街に入ります。考古学的発掘調査によると、現在の街がある場所にはすでに2000年前から人々の集落があったとされています。これは、ムイ・ムバラク、テパクルガン、エスキ・クルガンの遺跡発掘によって裏付けられています。
中世、コーカンドは大シルクロードの重要な拠点のひとつでした。その交易路のひとつがフェルガナ渓谷を通っていたのです。1709年、この街はコーカンド・ハン国の首都となりました。この地位により、中世中央アジアの二大国家であったブハラ・アミール国およびヒヴァ・ハン国と肩を並べる存在となりました。
1876年以降、コーカンド・ハン国はスコベレフ将軍率いる軍による征服を経て、ロシア帝国の保護領となりました。ハン国そのものは廃止され、この街はコーカンド郡の中心地となりました。
この街を代表する史跡のひとつが、19世紀後半に建てられたフディヨル・ハン宮殿です。その建築と装飾には、地元の伝統に加え、ブハラやヒヴァの建築家・職人の影響、さらにはロシア文化の影響も融合しています。
